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全日本モトクロス第3戦予選速報

全日本モトクロス選手権シリーズ第3戦は、広島県の世羅グリーンパーク弘楽園を舞台とした中国大会。各クラスの予選およびIBオープンクラスの決勝ヒート1などが、61日(土)に実施されました。午前中はやや雲が多めながら、一日を通して好天に恵まれ、最高気温は25度まで上昇しました。豊富なアップダウンやラムソンジャンプを特徴とするコースは、2017年に改修された基本レイアウトを踏襲しながら、細部に変更が施されています。

IA-1

全日本最高峰クラスとなるIA1は、22台の予選出走台数。10分+1周の予選レースは、ランキングトップの成田亮(#114)と1点差で成田を追う山本鯨(#400)のホンダファクトリーチーム勢がトップ2スタートを決め、これが地元大会となるホンダマシンの長門健一(#23)、スズキを駆る深谷広一(#51)らが、まずは上位につけました。しかし、ランキング3番手の星野優位(#166)、同4番手の小方誠(#4)は大きく出遅れる厳しい展開。1周目、山本は成田をパスしてトップに浮上し、3番手を走る深谷の後方では、KTMの池谷優太(#793)がホンダに乗る小島庸平(#44)を抜いて5番手に浮上しました。

レース前半、山本と成田は後続を大きく引き離しながら、23秒ほどの間隔を開けて周回を重ねました。3番手以下では、2周目に深谷、3周目に池谷が長門をパス。レース後半になっても山本と成田の差は大きく変化することなく、そのまま山本がトップチェッカーを受け、成田が2位でゴールしました。成田から20秒近く遅れて深谷が3位、ラストラップで深谷に約1秒差まで迫った池谷が4位。5位となった長門から11位の小林秀真(#46)までは、約10秒の間に7台が入る接戦となり、610位は安原志(#45)、小島、横澤拓夢(#322)、大塚豪太(#155)、北原岳哲(#41)でした。星野は12位、小方は15位となっています。

IA-2

38台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、今季これまでの決勝4ヒートで3勝をマークしている横山遥希(#386)が、スタートで大きく出遅れる波乱。オープニングラップでトップに立った大城魁之輔(#40)が、レース序盤から鋭い走りを披露して、後続を引き離していきました。2番手争いは、2周目以降に平山力(#47)、高原秋斗(#64)、大倉由揮(#36)、川上龍司(#02)の接近戦となり、これを制した大倉が2位。高原が3位、川上が4位でゴールしました。横山は、1周目13番手から大きく追い上げ、ラスト2周で平山をパスして5位でチェッカーを受けました。

B組は、道脇右京(#43)がホールショット。今大会には、2016年限りで全日本選手権のフル参戦から退いた田中教世(#85)がスポット参戦していて、その田中が2番手で1周目をクリアしました。さらに田中の背後には西條悠人(#04)、浅井亮太(#42)、石浦諒(#954)、平田優(#81)、内田篤基(#38)が続き、トップ争いは大接戦。集団の中で西條が少し順位を下げ、レース終盤に平田と内田が遅れました。最終ラップには、浅井が田中に肉迫するも、順位は変わらず。道脇がトップ、田中が2位、浅井が3位、石浦が4位、西條が5位でした。決勝進出トップ10は道脇、大城、田中、大倉、浅井、高原、石浦、川上、西條、横山です。

【レディス

エントリー台数は32台で、フルグリッドを超えたことから、実際の予選出走台数はグリッド最大数の30台でしたが、3周の予選レースは2組にわかれて実施されました。A組は、ランキングトップの本田七海(#6)がホールショット。これを追った竹内優菜(#4)が、1周目に逆転しました。2周目以降、本田は竹内のマークを続けましたが、3周目に転倒して後退。これで小野彩葉(#10)が2番手に浮上し、竹内、小野、本田のトップ3となりました。

B組は、前戦で約2年ぶりの全日本優勝を挙げた久保まな(#5)がホールショット。これに続いた勝股七海(#7)を、オープニングラップに川井麻央(#2)がパスしました。スピードでライバルたちを圧倒した久保は、1周目からリードを拡大。2周目にもさらに後続を引き離して、独走でトップチェッカーを受けました。川井が単独走行の2位。勝股は、川井から30秒近く離されて3位でした。決勝進出トップ6は久保、竹内、川井、小野、勝股、本田の順です。