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全日本モトクロス選手権シリーズ第6戦(東北大会)/予選速報

約1ヵ月半のインターバルが明けて、全日本モトクロス選手権第6戦東北大会の予選やIBオープン決勝ヒート1が、岩手県の藤沢スポーツランドで7月21日(土)に実施されました。林の中を縫うようにレイアウトされた美しいコースは、従来のレイアウトを踏襲しながら細部の仕様を小変更。日中の天気は晴れ一時曇りで、全国的な猛暑により最高気温は34度まで上昇し、練習走行や予選の段階から非常にタフなコンディションとなりました。

【IA-1】

IA-1は今季、タイムアタックによる予選方式を導入。計測時間は30分間です。今大会の出走台数は24台。コースインしてからわずか5周目、開始から10分が経過しないうちに、カワサキトップチームの新井宏彰(#331)が1分49秒432のラップタイムを記録して、まずはトップに立ちました。しかしその約30秒後、同じくカワサキトップチームから参戦する小方誠(#2)が、新井のタイムを1秒以上も更新した1分48秒142の驚速タイムを叩き出し、トップの座を奪い取りました。開始から約12分後、ランキングトップで今大会に臨んだホンダファクトリーチームの成田亮(#982)が、1分49秒305のラップタイムを記録。新井を抜いてこの段階で2番手に入ると、成田はこれで周回を終えました。

猛暑の影響もあってか、上位勢はいつも以上にタイムアタックに挑む周回が少なめ。しかし新井は精力的にタイムアップを狙い、開始から約14分で1分49秒112を記録して、成田から2番手の座を奪い返しました。するとその2分後、小島庸平(#44)が、1分48秒923をマーク。これで再び3番手に後退した新井は、残り6分でベストを更新するも、小島に届きませんでした。また、開始から約19分で岡野聖(#30)が1分49秒251を記録。これで岡野は、成田を抜いて4番手に浮上しました。そして予選結果は、小方がトップ、小島が2番手、新井が3番手、岡野が4番手、成田が5番手となりました。6~10番手は深谷広一(#7)、山本鯨(#1)、星野裕(#8)、星野優位(#166)、池谷優太(#793)となっています。

【IA-2】

37台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、ホールショットの小川孝平(#912)をポイントリーダーの古賀太基(#922)が1周目に逆転。古賀と小川が、道脇右京(#33)を先頭とした3番手集団をレース序盤から引き離しました。序盤、小川はトップの古賀を数秒差でマークしていましたが、中盤から終盤にかけて古賀がリードを拡大。逃げ切った古賀がトップチェッカーを受け、小川が2位となりました。3位争いは森優介(#52)が制し、ラスト2周で道脇を抜いた鳥谷部晃太(#37)が4位でした。

B組は、ホンダファクトリーチームから参戦するランキング2番手の能塚智寛(#828)がホールショット。横山遥希(#66)と地元出身の横澤拓夢(#32)が能塚を追いました。レース序盤から中盤にかけ、横山は能塚を3秒前後の差でマーク。さらに、横澤も数秒の差で横山を追走し、4番手以下は遅れました。レース終盤、横山のペースが落ち、これでリードを拡大した能塚がトップチェッカー。横澤は横山との距離を詰めるも勝負には持ち込めず、横山が2位、横澤が3位となりました。決勝進出トップ10は古賀、能塚、小川、横山、森、横澤、鳥谷部、小林秀真(#59)、道脇、安原志(#31)の順です。

【レディース】

 

34名が2組にわかれて、3周の予選レースに臨みました。A組は、安原さや(#5)がホールショット。ポイントリーダーの畑尾樹璃(#4)が順位を上げて安原に続き、さらに竹内優菜(#1)と本田七海(#3)が追いました。そして1周目の終盤、畑尾がトップに浮上。すると、抜かれた安原は畑尾を僅差でマークし、竹内と本田もこのふたりに離されることなく続きました。そして畑尾、安原、竹内、本田がわずか1.7秒ほどの間につながってゴールしました。

B組は、地元大会に燃える阿部華帆(#21)がホールショット。これに久保まな(#2)と勝股七海(#9)と川井麻央(#8)が続きました。1周目、阿部が後退して久保が先頭に立ち、これを勝股と川井が追いましたが、川井は転倒で6番手まで後退。2周目は久保とほぼ同タイムを刻んだ勝股は、3周目にややペースが落ち、これで久保が逃げ切りました。勝股が2位、川井が3位でゴール。決勝進出トップ6は久保、畑尾、勝股、安原、川井、竹内の順となりました。