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全日本モトクロス選手権第3戦決勝

宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本モトクロス選手権の今季第3戦。その決勝日は、曇りのち晴れの天候となりました。前日に続いて、十分な散水が施されたコースはベストコンディション。最高峰のIA1クラスには、15分+1周の3ヒート制が初導入されました。

ここでは、今大会で活躍したライダーの声をお伝えします。

 

IA-1ヒート1

 

1周目は、富田俊樹(#317)と山本鯨(#400)のトップ争い。2周目に山本がトップに立つと、34周目に3秒ほどのリードを奪いました。レース後半、富田と渡辺祐介(#110)が僅差の2番手争い。山本が9周終了時点でトップチェッカーを受け、富田が2位を守りました。

優勝 山本鯨(#400

やっぱり負けたくはないですが、今年のIA1はどのライダーもすごく良い仕上がりで、強敵が昨年よりも増えています。今大会は、初の試みとなる3ヒート。まだ2ヒートもあるので、最後まで気を抜かずすべてのヒートで優勝するという気持ちで臨みたいと思っています。

 

●2位 富田俊樹(#317

僕が欲しいのはこのポジションではないので、残り2ヒートはスタートを決めて、さらに上を狙います。今年からヤマハと契約して、開幕戦は緊張もあって情けない走りをしてしまいましたが、このインターバルでマシンはさらに良くなり、勝てる体制は整っていると思っています。

 

●3位 渡辺祐介(#110

スタートで出遅れてしまい、苦しい展開となってしまいました。なかなか思いどおりの走りができず、悔しい結果となってしまいましたが、3ヒート制でまだあとふたつレースがあるので、次こそ絶対にスタートを決めて勝てるよう、ヒート2のために準備します!

 

IA-1ヒート2

 

好スタートの渡辺祐介(#110)を、山本鯨(#400)と富田俊樹(#317)がマーク。レース中盤、渡辺と山本が激しくバトル。その最中に山本が単独転倒しました。これで2番手に浮上した富田が今度は渡辺を追いましたが、最後は渡辺が振り切ってIA1初優勝を挙げました。

 

優勝 渡辺祐介(#110

めちゃくちゃうれしいです。開幕戦から、勝てそうで勝てないレースが続いてきましたが、チーム一丸となってマシンづくりに取り込み、自分も一生懸命トレーニングに励んできた結果、なんとか優勝できました。これで気を抜かず、次のヒートも精一杯がんばります。

 

●2位 富田俊樹(#317

応援ありがとうございます。でもやっぱり、この順位じゃないですよね。スタート直後の1コーナーでちょっと行き過ぎてしまい遅れたのですが、次こそは一番にSUGO名物の大坂を駆け上がり、そのまま逃げ切って優勝したいと思っています。

 

●3位 山本鯨(#400

自分のミスで7番ターンの進入で転倒してしまいました。これで前の2台はちょっと離れていましたが、絶対にトップまで返り咲いてやると思って走っていました。15分のレースだったのでそこまでには届きませんでしたが、最後にいい走りのリズムはつかめました。

 

IA-1ヒート3

 

ホールショットの成田亮(#982)に小方誠(#10)、渡辺祐介(#110)、山本鯨(#400)が続いてトップ集団を形成。ラスト3周となった7周目、なおもトップを守る成田に渡辺が接近しましたが、渡辺は転倒で後退しました。最後に山本が差を詰めるも、成田が逃げ切って今季初優勝!

 

優勝 成田亮(#982

今年は、一般ユーザーが購入できる市販車でレースに挑んでいます。市販車でも、ファクトリーマシンを相手に優勝できるということを証明できました。自分の目標に向かって一生懸命になれば、なんでも実現できると思っています。応援ありがとうございました!

 

●2位 山本鯨(#400

ヒート2、そしてヒート3と連続で優勝を逃し、とても悔しく感じています。シリーズタイトル防衛というのは自分に課せられた使命だと思っていますが、それと同時に一戦ごと勝ちにこだわることを自分のテーマにしています。だから、もっともっと勝ちたいです。

 

●3位 能塚智寛(#555

常に勝ちたいと思ってレースに挑んできましたが、ヒート1とヒート2は表彰台に上がることすらできない情けない走りをしてしまいました。ヒート3の最後は、ちょっとダーティな抜き方になってしまい、小方選手に申し訳なく思っています。次戦はほぼ地元の大会。次こそ勝ちます。

 

IA-2ヒート1

 

大倉由揮(#31)がトップ、横山遥希(#1)が2番手でレースがスタート。両者が接近戦を演じながら、後続を引き離していきました。そして10周目に横山が先行。抜かれた大倉も最後まで粘りましたが、横山が競り勝ちました。3位には1周目8番手から追い上げた西條悠人(#47)が入賞!

 

優勝 横山遥希(#1

予選レースで転倒して、あわや下位に沈むところだったので、チームにはだいぶ怒られました。とはいえこのレースではしっかりスタートを決められ、前を走るライダーのラインをしっかり研究して冷静に抜くことができたので満足しています。次も勝ちます!

 

●2位 大倉由揮(#31

前戦ヒート2に続いての2位で、悔しさばかりが溜まってきている状態です。予選では、終盤までトップ争いをしていながら自分の甘さから転倒。気持ちを切り替えてスタートラインに着き、スタートも決まったのに、ラスト2周でミスしたことも影響して勝てませんでした。

 

●3位 西條悠人(#47

今年はIA初表彰台を目指してここまで頑張ってきたので、まずはとてもうれしく思っています。とはいえ、ここが最終目標というわけではありません。ヒート2も表彰台に立てるよう、そして今度は優勝できるようにがんばります!

 

IA-2ヒート2

 

スタートからトップに立った横山遥希(#1)が、レース序盤に2番手以下がバトルを繰り広げる間にリードを拡大。ところが中盤に転倒し、背後には大城魁之輔(#36)と浅井亮太(#41)が接近しました。大城を抜いた浅井が横山に肉迫。しかし横山が逃げ切りました。

 

優勝 横山遥希(#1

スタートが決まって、序盤に後続を引き離すことができたのですが、自分のミスで転倒してしまい、その後はペースが上がらず、苦しい時間帯がありました。なんとか最後はリズムを取り戻すことができ、両ヒート優勝を決められたのでほっとしています。

 

●2位 浅井亮太(#41

レース序盤から、トップの横山選手に逃げられてしまいました。横山選手のミスがあって追いつくことができたのですが、スピードや戦略など、自分に足りていないものが多いと痛感しました。でもポテンシャルを出し切ることができれば、次こそ優勝できると信じています。

 

●3位 大城魁之輔(#36

開幕戦終了後から今大会の間まで、練習もトレーニングもしっかりやってきたと自負していたので、もっと上の順位でゴールできると信じてレースに臨みました。それだけに、とにかく悔しさしかありません。ここから約1ヵ月、もっとハードに取り組んで、次は勝ちます!

 

【レディス】

 

ホールショットの川井麻央(#3)を、本田七海(#1)が1周目にパス。しかしすぐに川井が抜き返しました。2周目、3番手の小野彩葉(#5)と2番手の本田が相次いで転倒。これで2番手に浮上した久保まな(#4)に対して約10秒も先行していた川井が、独走を続けて優勝!

 

優勝・川井麻央(#3

スタート直後、本田七海選手に抜かれてしまいましたが、思いがけず1周目に再逆転できてしまいました。2周目に本田選手が転倒してしまったようで、その後はずっと単独走行。次戦はもっとバトルのあるレースをみなさんに楽しんでもらい、でも自分が勝ちたいです。

詳しいレポートは、レース開催翌日朝にアップされるMFJオフィシャルサイトをご覧ください。