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全日本モトクロス選手権シリーズ第4戦(中国大会)/予選速報

全日本モトクロス選手権第4戦中国大会の各クラス予選やIBオープンクラスの決勝ヒート1が、5月26日(土)に実施されました。舞台となる広島県・世羅グリーンパーク弘楽園のモトクロスコースは、昨春の全日本開催前に大規模改修が施され、コース伸長やジャンプおよびリズムセクションの増設などが施されましたが、その後さらに仕様が変更されました。天候は晴れ。風は爽やかながら日差しは強く、最高気温26度の汗ばむ陽気でした。

 

【IA-1】

IA-1は今季、タイムアタックによる予選方式を導入。計測時間は30分間です。今大会の出走台数は24台。予選開始から10分が経過するころ、昨春の中国大会では両ヒート制覇を達成しているカワサキトップチームの小方誠(#2)が、1分49秒558のラップタイムを叩き出し、これが上位勢のターゲットタイムとなりました。その直後にアタックラップに入った小方のチームメイトとなる新井宏彰(#331)は、1分49秒933でわずかに届かず2番手。小方はそのまま翌周もアタックを続けましたが、1分49秒689で自身のタイムを更新できませんでした。

計測時間が残り10分を切ると、ホンダファクトリーチームの山本鯨(#1)が1分49秒979を記録して、1分49秒台に入れた3人名のライダーに。するとその直後、ヤマハのマシンを駆る岡野聖(#30)が1分49秒845のタイムを記録し、新井を0.088秒上回って2番手に浮上しました。それでも、だれひとりとして小方が中盤に記録したラップタイムを抜けずにいると、残り時間が5分に迫るころ、小方が自らのタイムを更新する1分48秒234の驚速ラップ。ただひとり1分48秒台に入れて、予選トップとなりました。小方から1秒611遅れで岡野が2位。新井が3位、山本が4位で、ここまでが1分49秒台。5位以下は成田亮(#1)、星野優位(#166)、星野裕(#8)、田中雅己(#113)、小島庸平(#44)、大塚豪太(#155)のトップ10です。

 

【IA-2】

39台が2組にわかれて10分+1周の予選レースを走り、30名の決勝進出者を決めました。A組は、スタート直後にマルチクラッシュが発生。ポイントリーダーとして今大会を迎えた古賀太基(#922)らが、これにより大きく遅れました。1周目、まずトップに立ったのはルーキーの鴨田翔(#05)。しかしこれを北原岳哲(#34)が抜いて先頭に浮上しました。鴨田の後方には西垣魁星(#55)と石浦諒(#952)が続くと、2周目には鴨田が後退。3周目には、石浦が西垣をパスしました。そして、わずかなリードを守り切った北原がトップ、石浦が2位、西垣が3位でゴールしました。古賀は8位でフィニッシュしています。

B組は、今季から全日本IA-2にフル参戦する横山遥希(#66)がホールショットを奪い、ランキング2番手で今大会を迎えたホンダファクトリーチームの能塚智寛(#828)がこれを追うと、オープニングラップで逆転。2周目以降、能塚は着実にリードを拡大して、そのままトップチェッカーを受けました。横山は2位でフィニッシュ。ルーキーの神田橋瞭(#02)を1周目にパスした小林秀真(#59)が、レース中盤にリードを拡大して3位。神田橋が4位でした。決勝進出トップ10は能塚、北原、横山、石浦、小林、西垣、神田橋、鈴村英喜(#54)、高橋虎太郎(#72)、大木汰一(#39)の順となっています。

 

【レディース】

2名のライダーが2組にわかれて、3周の予選レースに臨みました。A組は、好スタートの清水夕稀(#15)を久保まな(#2)が抜き、1周目にトップ浮上。さらに本田七海(#3)とランキングトップの畑尾樹璃(#4)が清水を抜いて、3秒ほどずつの間隔を開けて久保に続きました。しかし本田と畑尾は、2周目に久保がペースを上げるとわずかに引き離され、久保がトップ、本田が2位、畑尾が3位でゴールしました。

B組は、勝股七海(#9)がホールショットを奪うも1周目前半で転倒。竹内優菜(#1)がトップに浮上しました。その後方では、楠本菜月(#32)と安原さや(#5)が2番手争い。さらに川井麻央(#8)が僅差で続きました。トップの竹内は、そのまま後続を引き離してフィニッシュ。2位争いは最終ラップに安原が先行し、楠本は3位となりました。決勝進出トップ6は竹内、久保、安原、本田、楠本、畑尾の順です。